農と食の本の最近のブログ記事
どっち!?
『もう牛を食べても安心か』の福岡伸一さんによるプリオン説に対する疑問の書。僕にとってはこの本しか判断材料がなくて、読んだかぎりではそういうこと(もはや一般的には定説になっていることでもこれだけの疑問点があるってこと)があるんだなぁと。どっちであっても僕に直接影響はないのだが、科学者として追求しようとする姿勢には共感するし、単に一体どっちなんだ(というかウィルスだとしたらどんなやつなんだ)という知的興味もある。
hReview by ippei , 2006/01/20

- プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー
- 福岡 伸一
- 講談社 2005-11
間違いだらけの有機農法―本物の野菜の見分け方
中嶋 常允
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20年前の本。有機農業初期の様子が伝わってくる。しかし最近出たと言われても気づかないかも知れない。なぜなら残念ながら状況はたいして変わってないから。筆者は有機農業の推進者だが科学的な視点に力点が置かれていて、それは一つの考え方として理解できるとしても、後半の本物の野菜の見分け方の解説は単純すぎてそんぐらいで見分けられるなら苦労はしないよと思う。
![]() | 発酵肥料のつくり方・使い方 薄上 秀男 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こっちは10年前の本。肥料が効くメカニズムが「有機栽培の基礎と実際―肥効のメカニズムと設肥設計」よりも分かりやすく書かれている。微生物についても勉強になります。自然から菌をとる方法はぜひ試してみたい。全体としては最高の肥料を作って最高の野菜を作るんだーという意気込みは伝わってきますが、農業はそれだけじゃないですよね。って全部の本にそんなことを求めてはいかんのかな。
![]() | 食べても平気?BSEと食品表示 吉田 利宏 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
タイトル通り「食べても平気、かどうかは分からないがBSEと食品表示について」書いてある本。
安全性の話や対応に関して、私はしょせん素人です。これ以上ページを割くことをやめ、この本の主題である表示の話をしましょう。
と筆者も堂々と述べておられます。縦割り行政に文句を言っているわりには自分もかなりの割り切りをしている。
法律や制度は大切だけど、現代では"なにか"を論ずるときにそれだけで話を終わらせるととてもスマートに感じられて頭にはすんなり入って理解も得られやすのだろうが、どんな問題であれそれだけで全部を網羅できるわけはなくて本当に大切なところがごっそり抜け落ちていることに気づかなくなっている人が多い。そもそも論や本質論をやってもしょうがないじゃないかという反論が瞬時に返ってくることはもうイヤというほど知っている。それでも・・・・。やっぱりやめます。
実際この本はかなり勉強になりました。制度について。いろいろとうんちくも学べますよ。
でもでもでも最後に結局"はやり"の食育に話をつなげいて、おいおいと言いたくなります。"じいじのトマトを娘さんがおいしそうに食べた"そうで。それ自体それはいい話ですが、原因を食と農に対する理解のなさとし、その解決は食育をすすめることと容易に決め、食品表示の本をそれで終わらせようとする、そういう思考と行為に原因の一端が表れているということにまったく気が付いてないと思わざるを得ません。
それは僕も含め近代以降、というか文明を持った人間すべてにとっての課題ではあるのでしょうが。
と話がデカくなりすぎるのは良くない癖ですな。
しかし、とらえどころの無いおいしさもいくつかの構成要素に分解することによって科学的に検証できると私は思っている。
思っているだけで本を書かないでほしい。しかも会話風にしたいのか文章力がないだけなのか、頻繁に「」で相づちや疑問が挿入されている。こんな書き方ありなんだろうか。がっかり。
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やる気充填












