最近話題のあの人が「世の中にカネで買えないものなんて、あるわけないじゃないですか」と言った。きっと「あぁこの人はカネがすべてだと思ってる、アホだな」とか「あの人が言うならやっぱりそうなんだろうな、うらやましいな」と感じることだろう。でもそれは的はずれだ。この人は単に「カネで買えないものはない」と言ったのだ。そりゃカネを使わないでは何一つ買うことはできないわけだから、これは当たり前も当たり前のことなのだ(喧嘩は例外ね)。それでもあの人はそう言った。「アホだな」とか「うらやましいな」と誤解されることを分かっていて。
おそらくあの人は誰よりも「カネで手に入れられないものがある」ことを理解している。だって捨てるほどカネを持っているのだから。残念ながらカネを持っていない人は、カネで手に入れられないものがあることを頭では分かっても本当に理解することはできない。カネを積んでも積んでも自分のものにならない何かがあるということを体験した人は、「カネですべてが手に入れられたらどれだけ良いだろう」などという甘い幻想すら抱かなくなる。カネで手に入れられないものはあるが、カネで買えるものを買うためにカネを稼ぐ。ただそれだけのシンプルな話、それを逆説的に伝えたかったのではないだろうか。と解釈できなくもなかったりしないか。。。

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